「慶應各高校の入試は偏差値通りにはいかない。」
こういう声をよく聞きます。
個人の偏差値は模擬テストの時点でどれだけ平均点から離れていたものかを示すものですし、また学校の偏差値ランクは前年度合格者の平均によって決めているものですから、どの高校入試でも偏差値通りに、上位から合格者が決まるなどということは、まず考えられないことです。
けれども、慶應高校の場合には特にこのような声が多く、しかも単に受験生ばかりでなく、進学塾の教師達の間からも聞かれることが少なくありません。
例えば一般の私立用模擬テストでは慶應日吉は偏差値74程度にランクされていることが多いのですが、実際には偏差値75以上の生徒でも不合格者は多数出ますし、逆に偏差値70に達しない生徒の中にも合格者が実に多数出ています。
これは、そもそも偏差値を出すために使われていたテスト自体の狙いが、慶應高校が求めている学力の性質とかけ離れている点に原因があります。
一般的に高校入試問題は、知識量を問うことに重点が置かれているものが大変に多くみられます。
思考力を問うはずの数学でも、解法の暗記が有効な手段となるのはこのためです。
一般の模擬テストは、この傾向に合わせて問題が作られますから、テストの成績は知識量によって決まります。
これに対して、慶應高校入試では、思考力を重視する点に特徴があります。
「知らないことを自分の頭で考えて解法を見出し、答えを導き出す」という要求が、入試問題の中心です。
分析力・推理力・想像力が必要不可欠になります。
英語でも数学でも国語でも、この点に目を向けて日のトレーニングを行うことが重要です。
知識問題も出題されますが、考えるための基礎として要求されますから、いわゆる受験用の知識ではなく、理科・社会・芸術・体育その他日常生活の中で吸収した一般的な知識を用いなければいけない設問も多くなります。
この傾向は国語に限らず、英語でも強くみられます。
入試問題には、各高校の「私たちはこのような生徒を指導したい」という主張が込められています。
どのような生徒を求めるかによって、入試問題の内容は様々に変わります。
見当違いな方向のトレーニングは、いくらやっても狙う学校の合格ラインに達しません。
CATのハイレベルクラスは、英・数・国ともに慶應各高校が要求する頭の使い方に重点を置いた考え方のトレーニングに特徴があります。
受講生一人一人の頭の個性を把握し、それに最もあった頭の使い方-思考の進め方を指導するために、各クラスとも5人限定で一方通行にならない問答形式のレッスンを行って実績をあげています。
また、ハイレベルクラスを指導している同じ教師に1:1:で指導を受けられるのがCATのプライベートレッスンの利点です。
慶應入試のポイントを完全に把握しきって、長年にわたり多数の合格者を自分の手で育て上げてきたトッププロ達の個人指導です。
クラスと併用して急激な追い上げに効果を発揮します。
慶應各高校に入りたい人にとって、無理・無駄のない効率的なレッスンです。